「さおだけ屋はなぜ潰れないのか?~身近な疑問からはじめる会計学~」 山田真哉著
読書記録二発目。
◎読んだ理由
私は商学部出身で、会計学・簿記も勉強したのですが、法科大学院やら司法試験やらを言い訳に勉強を怠っていた(本読むのとか嫌いだし…)のでリハビリがてら超初歩的な本をチョイス。
かなり古い本なので読むか迷ったのですが、著者の山田先生の誕生日が私と同じという運命的なものも感じて読んでみました。
(何かしら読む口実とか理由でもないと本当に読もうとしないんです…)
◎良かった点
題材がキャッチ―で読みたくなるタイトルですよね。
読んでみると本当に初歩の初歩、大学1年生で履修した基礎会計学1回目の授業ぐらいの内容です。サクッと読めるのでいいリハビリになりました。
流石に新しい知識を得ることはないかなーと思いつつ読んだものの、
・節約は絶対額を意識する
・本業と関連のある副業という連結経営
・キャッシュフローを逆手にとって支払いを早めると好印象
など、面白い考え方、2005年にしては先鋭的な考え方もあって面白かったです。
◎気になる点
「会計は個人にとっても関係するし、少しでも興味持ってね」
というスタンスの入門書であり、当時は新しかったのだろうと思います。
まあ現在はもっと初歩的な本や、これぐらいの情報量(少ないって意味で)なら動画とかで気軽に見る方がいいかもなんて思いました。
また、チャンスゲインやチャンスロスの考え方なんかはあくまで会計上の(机上の)空論であって、目標達成やモチベーションとの関係なんかも考えなければならないよなーと思ったり。
この辺はもっと本読んで考えたいです。
◎まとめ
手軽に読めるし、内容も面白かったです。
商学部卒業の26歳が読むには簡単すぎるけど、これから商学部に入学する18歳や、法学しかやってなかったロースクール生なんかにはオススメですね。
こんな感じの法学入門書を執筆するのも面白そうです(もうあるか)。